
お気に入りのスタンスミス GORE-TEXに、ひとつの異変
2023年7月に気に入って購入したアディダススタンスミスGORE-TEXの踵に穴が開いてしまいました。
履き始めてからおよそ2年と9ヶ月ほどたった時期です。
私は普段、アッパー周りを丁寧にブラシをかけてから、スポンジ製の艶出し靴磨きで磨いています。そのため、靴のアウトソール(地面に直接接する一番外側の靴底)に穴が開き始めていることは、気が付きませんでした。
このアディダススタンスミスGORE-TEXは、私が好んで履いていた靴です。毎日履いていたわけではありません。ほかに、リーガル製のビジネス(スラックス)に合わせられる靴などもあり、それらと交互に履いていました。
しかし、このアディダスのスタンスミス GORE-TEXを履くことが多かったのは確かです。
私は早速、新しいアディダスのスタンスミス GORE-TEXを購入するべく、アディダスのホームページなどを調べましたが、すでに販売終了品のようで、購入することができませんでした。
代替品も調べてみましたが、GORE-TEXという条件で検索してみると、種類がぐっと減ることに気が付きます。
ないことはないのですが、ビジネス向けは値段が高く、そもそも私が選ぶ対象ではありませんでした。
私の通勤服はカジュアルです。
何か特別なイベントでもない限り、普段着といいますか、カジュアルな服装です。だから、アディダスのスタンスミスのように、比較的フォーマルな服装にも合わせられる、マルチに使えて雨にも強いGORE-TEX仕様の靴はとても心強い存在でした。
そして、気軽に履けて、そこそこカッコいい。そんなところも気に入って、よく履いていました。
修理に出すか、それとも別系統のGORE-TEX仕様の靴を買うべきか
スタンスミス GORE-TEXが手に入らない以上、系統の違う別の靴を買うしかありません。
アディダス製では、トレッキングシューズが該当しますが、私としては、ちょっと街歩きにはごつさを感じてしまい、選択の対象から外れました。
結局、靴修理専門店に相談しようと、地元の駅周辺にある靴修理専門店を2店訪ねてみました。
① 一番駅に近い靴修理店の場合
「修理はできますが、履いているうちに、修理で貼った補強用のゴムが剥がれるかもしれません。
それに、踵に穴が開くということは、靴自体がへたってきているということなので、修理はお勧めできません。修理する代金を新しい靴の購入費に充てたほうが良いと思います」
とのことでした。
参考に、修理代はおよそ3,500円ほど
② 二番目に駅に近い靴修理店の場合
「修理できます。お代金は2,400円ほどとなります」
とのことでした。
この2店の対応を比べてみると、①の店舗では、靴を見て、最初から修理を進めないというスタンスでした。
私が思うのは、靴修理店なのに修理を勧めないこのお店は、この靴の構造と状態に対して誠実に対応していただけたのだと思います。
ただ、直してほしいという私の気持ちを汲んでくれなかった。でも、それはそれで悪いことではなかったのだと思います。
②の店舗では、普通に「直せます」とのことでした。
「今日お預かりできれば、いついつまでにお引き渡しできます。料金は2,400円です」
私は、このような普通の会話を期待していました。そして、普通に修理を受けてくれたことが嬉しかったのです。
直したところで、そう長くは履けないことは最初から分かっているので、私はこの素直に修理を受けて頂けた②のお店へ修理をお願いすることに決めました。
後日、受け取りに行った際、店主から、
「またアウトソールに穴が開いたら、直しますよ」と、気さくな口調で声をかけて頂きました。
店主は私よりずっと若い方で、修理の終わった踵を見せながら、丁寧に説明してくださいました。
私はその言葉を聞きながら、穴の明いていた踵の修理箇所を確認していました。

アッパー(足を包む靴の上側全体)は、皺が少しあっても綺麗さを保っています。
アウトソールに初期の小さな穴が開いたからと言って、廃棄するにはもったいなかった。

アディダス スタンスミスのアウトソールの踵部分の中は中空になっています。だから履き込むと踵に穴が開きます。




上の写真は踵の内部写真です。白い繊維質の部分がインソール(靴の中の中敷き)の下面になります。
おそらくGORE-TEXの外側の生地?がそのまま露出した造りになっているんでしょうか。
踵内部が(中空)になっているのが見えます。
左足側の写真に写っている黒い物はおそらく踵の穴から入った石です。


側面を見る限り、踵がそれほどすり減っていないように見えます。
もしも踵のソール内部が中空でなかったらまだ履いていたでしょう。


上の写真の通り、それほど踵が擦り減っていないように見えます。
スタンスミスのソールは薄くできているのでしょうか、もしソールに穴が開いてそれをこの靴の寿命だとしたら、この靴の履き替えサイクルは早いかもしれませんね。
そもそもスタンス スミスは運動靴です。
ビジネスシューズのように踵がすり減ったら直して長期で履くような考えではないのでしょう。

靴のアウトソールのすり減り方は千差万別、私の場合は踵側がすり減る歩き方なのでしょうね。


およそ2年と9ヶ月ほど履いたスタンスミスGORE-TEXの表面です。
強い雨の日に履いた回数はそれほどありませんが、やはりつま先側の歩行時に折れる部分を中心に皺ができていますが、履くごとに軽く艶出し靴クリームを塗っていますので、アッパー全体は綺麗に保たれていると思います。


上の写真は、およそ2年と9ヶ月ほど履いたスタンスミスGORE-TEXのインソールです。
インソールが沈み込んでいることが分かります。
また、アッパーの踵のトップが擦れて白っぽくなっています。生地のひび割れや縫い目のほつれが無いのでまだ履いても大丈夫な感じです。
靴を履いたり脱いだりする度に、踵に無理な力が入らないように靴ベラや靴紐を緩くして履くのも靴を長持ちさせるコツです。

修理の上がったスタンスミスGORE-TEXと、新しいスタンスミスGORE-TEXの購入
実を言いますと、修理に出す段階で、アディダス公式ホームページに新作の発表が掲載されていました。
なんとその中にスタンスミスGORE-TEXがあるではありませんか!
新作発表となっているのになぜその中に従来のスタンスミスGORE-TEXが含まれているのか分かりませんが、特にアディダスからのそれについてのアナウンスは見当たりませんでした。
私としては修理に出すと同時に新作のスタンスミスGORE-TEXを購入することに決めました。
2400円の修理代で新旧2足のアディダススタンスミスGORE-TEXが揃うのなら安いもではないか。交互に履けば長く履けるし、たとえ修理したスタンスミスGORE-TEXが履けなくなったとしても、もう一足あれば雨の日でも心配です。
それに、修理したスタンスミスGORE-TEXが、実際にどのくらい履けるものなのか試してみたかったからです。


綺麗に仕上がっていて、このカットの写真を見る限り、新品のスタンスミスのようにも見えます。
アディダススタンスミスGORE-TEXの象徴であるGORE-TEXのタグと、シューレースチップに表示されたGORE-TEXの文字。
数多く出回っているスタンスミスの中でも、このGORE-TEXのさりげない表示が、この靴の特別感を演出しています。


新しく購入したスタンスミスGORE-TEXと2年と9ヶ月ほど履いたスタンスミスGORE-TEXを見比べてみると、やはり2年と9ヶ月ほど履いた方のインソールの凹みがはっきりと分かります。
新しい方のスタンスミスGORE-TEXの方は、インソールがちょっと硬そうに見えますね!
新しい靴を初めて下ろすときの気持ちは、やっぱりいいものですね。
新しいカジュアルパンツを履いて、新しいスタンスミス GORE-TEXに足を通す。
さて、今日はこの靴を履いて、どこへ出掛けようか。そんなちょっとした楽しみが生まれます。
まとめ
今回、2年と9ヶ月ほど履いて踵に穴が開いたスタンスミスGORE-TEXを修理へ出した結果、思ったよりしっかりしたゴムベースでキッチリ踵の穴を修理してくれました。
靴修理店によって修理の仕上がりや料金に多少ばらつきがあるかもしれませんが、今回修理に出して良かったと思います。
まだまだ履けるスタンスミスを、穴が開いたからといって廃棄してしまうのは、やはりもったいないと思います。
注意すべきは、ソールの傷みが大きくなる前に、早めに修理へ出すことですね!
雨の日でも安心して履けるGORE-TEX仕様の靴は、まだまだ種類が多くありません。
修理をしたからといって、靴そのもののへたりがなくなるわけではありません。それでも、決して安くはないスタンスミス GORE-TEXが、自分の足に馴染み、へたってきたということは、それだけ自分の足にフィットしてきた証拠でもあります。
これからは新しく購入した同じスタンスミスGORE-TEXと交互に履きながら、修理したこの一足も大切にしていきたいと思います。
そして雨の日には、これまでと変わらず、安心して履き続けて行きたいと思っています。

修理に出したスタンスミスGORE-TEX(左側)と新しく購入した同じスタンスミス
読者への挨拶
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回は、長く愛用してきたスタンスミス GORE-TEXの修理と、新しく購入した一足についてご紹介しました。
靴は毎日使うものだからこそ、長く履いているうちに少しずつ自分の足に馴染み、いつの間にか愛着のある一足になっていくものですね。
この記事が、スタンスミス GORE-TEXを愛用されている方や、靴の修理を考えている方にとって、少しでも参考になれば嬉しく思います。
これからも、実際に使ってみて感じたことや、長く付き合っている愛用品について、私なりの視点で記録していきたいと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。